オススメ本・フリーク・ヴァーミューレン著『ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実』について

2019年2月13日

  • 著者  フリーク・ヴァーミューレン
  • 出版社  東洋経済新報社
  • 分類  実用書
  • 出版日  2013/3/1

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『ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実』とはどういう本なのか?

僕も経営者の端くれだが、ビジネスの世界というのはとてもおもしろい世界だ。

簡単に言ってもしまえば、「儲かった」と「損する」を繰り返すことが経営の世界なのだが、そのあいだには実にいろいろな物語が誕生する。

よく市場は人間の心理が反省されているという言い方をすることがあるが、ビジネスにも心理学といった人間の心理が色濃く反映されている。

 

なぜ経営者は判断を誤ってしまうのか。

そのビジネスを成功させた秘訣は?

あるいは失敗した原因は?

 

それらのことを突き詰めていくと、そこには人間の心理というものが影響していることがわかってくる。

これは単なる「こうすれば儲かります」といった経営指南書ではない。

だからこそ、経営者側の立場からもそうじゃない立場からも、どちらからでも楽しめる興味深い内容になっている。

 

著者の紹介

 

フリーク・ヴァーミューレン

ロンドン・ビジネススクール准教授。

オランダ・ユトレヒト大学で組織論、ティルブルフ大学で経営管理の博士号を取得。

専門は戦略論とアントレプレナーシップで、主にMBAとエグゼクティブMBAプログラムで教鞭をとっている。

東芝、BP、フィアット、IBM、KPMG、ノバルティス、ボーダフォンなど、大企業の経営層のアドバイザーを務めるとともに、一般紙・専門誌への寄稿多数。

Academy of Management Journalの最優秀論文賞を受賞 。

 

 

 

私たちは他の人がやっていることをなんとなく真似してしまう。

ビジネスの世界では真似の結果、ものすごく奇妙で非合理的な状況を生み出してしまうことがある。

例えば、新聞の紙面は非常に大きい。

小さな紙面で印刷するよりも、大きな紙面で印刷する方がコストが高いのだ。

それなのになぜ新聞社は大きな紙面で印刷し続けているのか。

このような現象は「集団慣性」と呼ばれるものだ。

古くからの業界の慣習を破ったり、先陣を切って新しい仕組みを導入することにはどんな会社も躊躇する。

そして、誰もがその慣習に「なんとなく」従い、なぜその慣習が存在しているのかを考えることはない。

 

これはとてもよくわかる話だ。

ビジネスの現場だけでなく、こういった集団慣性はいたるところで見受けられる。

 

例えば、僕は脱サラ起業するという珍しい道を選択した。

そのことによっていろんな人からいろんなことを言われるようになった。

 

みんな『学校を卒業したら、就職して、定年まで真面目に勤め上げる』と慣性に従っているのだ。

しかもその数は圧倒的に多い。

僕みたいな道を選択する人はごくごくわずかだ。

 

だから多勢に無勢で、ますます彼らは自分の意見に自信を持ち、僕の選んだことを糾弾することに勢いづく・・・

しかし、もしかしたらそれはただ単なる集団慣性なだけかもしれないのだ。

 

そこに明確な理由も根拠もなく、ただ単に「なんとなく」「そのまま」「今までどおり」を続けているだけなのかもしれないのだ。

しかし、慣習というものはなかなか変えることができない。

今日もあちこちで慣習が引き起こす弊害によって多くの人が苦しんでいることだろう。

 

「フォーチュン100」はアメリカの大企業ランキングとしてよく知られている。

1966年フォーチュン100に乗っている企業のうち、2006年に何社がいるとこっているかみんなは知っているだろうか。

実は100社のうち66社はもう存在すらしていない。

さらに15社は存在してはいるが上場廃止になっている。

そしてそのまま残っているのはたった19社だけだ。

一時は市場を支配していたのに、途中で階段を踏み間違えて深刻な問題を抱えてしまった企業は数え切れない。

これらの企業のうち、あるものは復活し、あるものは破綻している。

ただ、もともとこういう企業はずっとやってきたこと(すなわち成功体験をもたらした何か)がずっと続くと思っていた。

しかし実際はそんな考えは間違っていて、 世界は自分たちをもはや必要としていないという厳しい現実を突きつけられる。

そしてその現実にすら気づくのが遅すぎることが多いのだ。

 

これはアメリカの個別企業についての話だけではないと思う。

日本の企業も同じようなものだし、もっと言えば企業経営だけの話ではないと思う。

 

人間は自身の成功体験がすべて正しいと錯覚してしまうところがある。

そこから慢心がはじまり、気づいたときには階段を踏み外すというケースが多々ある。

 

だから常に緊張感をもって、洞察力を働かせなければならない。

一度、大きな成功をおさめたからといって、ふんぞり返って安心しきっていたら、ハシゴを外されることになるかもしれない。

 

だから今、輝いている企業だって今度どうなるかわからないのだ。

世界的なあの企業だって、あの企業だって、もしも自身の成功体験にあぐらをかき、緊張感を忘れてしまっていたらきっと何十年か後には厳しい現実ってやつを突きつけられることだろう。

 

なぜ経営者は会社を大きくすることにこんなにも取り憑かれてしまうのだろう。

まるで大きいほど素晴らしいかのようだ。

この論理が企業買収 M & A を行う時の言い訳になることに私は引っかかる。

規模を大きくするという戦略に熱を上げている経営者は因果関係を逆さまにしている。

すなわち成功は会社を大きくするかもしれないが、規模を求めることが成功に結びつくわけではないということだ。

会社が規模だけを追求するのもこれと同様に非生産的な行為かもしれない。

大きくなることを目的としそのために全ての資源と努力をつぎ込んでしまうと会社はむしろ成功から遠ざかってしまうかもしれない。

規模とは成功の結果として現れる。

しかし成功よりも規模を追い求めるのはとても害が大きい。

 

僕も経営者の端くれだが、これはとても重要な指摘だと思う。

僕もこの『規模=正義』といった悪魔の考え方に取り憑かれ、物件数を必要以上に(そして自分の力量以上に)増やしてしまったことがあった。

 

なかにはほとんど利益を生まない、いわゆる『失敗物件』も含まれていた。

僕の場合はたまたま運良く、その後に訪れた不動産価格の上昇の波に乗って、その失敗物件もひっくるめて多くの物件を売り抜けることに成功した。

その結果、うちの会社はV字回復をした。

 

だが、それはあくまでも結果論の話だ。

たまたま運が良かっただけの話だ。

もしも不動産価格が上昇する時代に遭遇していなかったら、ダラダラと赤字を垂れ流し、僕の会社は存続していなかったかもしれない。

 

『大きさ』に取り憑かれすぎるのは危険なことだということだ・・・

大きさというのは成功の結果としてついてくるもの。

「まず最初に追い求めるもの」ではないのだ!

 

ぜひみなさんも読んでみてください!

 

 

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