【あなたはどう思う?】法人のメリットが増大する世界で「個人のままでいる」という選択をするコト
日本は起業する人の数が極端に少ないことで有名だ。
商売をはじめる個人事業主がそんなに少ないんだから、会社を興すような人はもっと少ない。
やっぱり『法人成りすること』って結構、勇気がいることなのだ。
今このご時世で脱サラ起業して自ら法人を立ち上げるような人間は、はっきり言って『奇人変人扱い』されるのがオチだ。
しかし、奇人変人だからと言って、それが必ずしも間違いとは言い切れない。
___たとえば税制面ひとつ取ってみても個人でいるよりも圧倒的に法人の方が有利だ。
ご存じのとおり、所得税は累進課税だ。
しかし、法人税は一律課税だ。
個人の場合、年収が高くなればなるにつれて税率は高くなる。
それに対して法人の場合はどんなに儲かっても税率は一定なのだ。
税制上、どちらがトクなのかは一目瞭然だ。
しかも、給与所得者への税金や社会保険料の負担は年々、増加傾向にある。
それに対して、企業への負担は減少傾向にある。
はっきり言って個人よりも法人の方が優遇されているのだ!
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目次
『ドラゴン桜』に学ぶ社会のルールとは?
にも関わらず、いまだに多くの人は脱サラしたり、起業したり、自ら会社を設立したりすることを『良くないことだ』と決めつけている。
親や学校の先生たちも子どもたちに『いい会社に就職しろ』とは教えるが、『いい会社を自らつくれ』とは教えない。
『いい仕事に就け』とは教えるが、『いい仕事を自ら作り出せ』とは教えない。
親や学校の先生たちが言ってることはあくまでも『個人のままでいること』を前提としている。
決して『法人になること』を前提としていない。
いい会社に就職するということはつまり、「個人のままでいろ!」ということとイコールなのだ。
個人よりも法人の方が圧倒的に有利だし、優遇されているというのに・・・
この動きは日本だけじゃなく、全世界的に起きている動きだ。
今後その流れはますます加速してゆくだろう。
にも関わらず、大人たちは子どもたちに『その流れとは逆の方に行け!』と教えている。
子どもたちを不利な方、不利な方へと導いているのだ。
個人のままでいるということは食い物にされるだけの人生をおくることになるということなのだ。
漫画『ドラゴン桜』にはこんなセリフがある。
社会にはルールがある。
俺たちはそのルールに従って生きなきゃならない。
しかし、そのルールというやつは
すべて頭のいい連中がつくっている。
それはつまりどういうことか?
そのルールってやつは
『すべて頭のいい連中の都合のいいようにできてる」
ってことだ!
頭のいい連中に都合のいいように社会は構成されている
____ところが、親も子どもも社会がそんな風になってるなんてことを子どもたちに教えない。
頭のいい連中の都合のいいように社会が構成されてるなんて子どもたちに教えない。
所得税は累進課税なのに、法人税は一律課税
____そんなこと、子どもたちに教えない。
だから何も教えられないまま社会に放り出された子どもたちも、個人と法人の税制の違いなんていちいち考えたりしない。
そんなこと一度も考えないまま一生を終える人もいるくらいだ・・・
『税金』というものを取り扱ってるお役人さんたち。
彼らは日本で最も頭のいい人たちだ。
東京大学をはじめとする、日本のトップクラスの大学を卒業したエリートたちだ。
彼らはなぜ個人よりも法人の方を優遇するのか?
いろいろ理由はあるだろう。
でも、僕はコレが本当の理由だと思っている。
その方が手っ取り早いから!
_____彼らはとても頭のいい人たちだ。
そんな頭のいい連中が効率の悪いことをするはずがない。
効率的に、手っ取り早く、オートマティックに、最大的に効果をあげる方法を採用するに決まっているのだ。
そして「税金を徴収する」というお題目を掲げたときに最も効率的に、最も手っ取り早く、最もオートマティックに、最大限に効果をあげる方法とはつまり、『累進課税制度』なのだ。
個人に対して累進課税制度でもって税金を徴収すれば、カンタンに大量に税金を集めることができる。
法人なんてものを立ち上げるような連中は一癖も二癖もある連中だ。
そんなめんどくさい商売人なんか相手するのは非常に効率が悪い。
商売人なんて一筋縄ではいかない連中ばかりなのだ。
そんな連中に関わっていたら、時間の無駄だ。
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多くの人が大人しくサラリーマンをしてくれていた方が都合がいい
彼らは『本気』で迫ってくる。
サラリーマンや公務員と違って毎月25日になれば会社から給料が支給されるという世界に属していない連中なのだ。
彼らは生き残るために必死だ。
もしも商売がうまくいかなくなったら、飢え死にしてしまうのだ。
だから、税金のことにしろ、社会保険のことにしろ、死に物狂いで勉強してくる。
____そんな面倒くさい連中と対峙するのは疲れる。
そんなことに労力を注ぐくらいだったら、めんどくさくない連中を相手にしてた方がはるかにマシだ。
世の中の仕組みのことなんて一度も考えたことのないような人たち
生まれてから今まで法人成りをすることなんて一度も考えたこともないような人たち
____そんな人たちを相手にしていた方がはるかに効率的に税金を徴収することができる。
何と言っても彼らは子どもの頃からみっちりと教育されているのだ。
脱サラして起業するような人間はアホだ
自分で会社を起こすような人間はなおさらアホだ
____と、しっかり教え込まれている。
これは都合がいい!
一生懸命勉強して、いい大学に行って、いい会社に行って、定年まで真面目に勤め上げる、そうすれば幸せな人生が待っている
____彼らがそれを信じてくれてる限り、システムは維持される。
これを利用しない手はない!
なぜ法人は一律課税なのに、個人は累進課税なのか?
僕も長いことサラリーマンをしていた。
そして親や学校の先生から言われたことをしっかり守って、一生懸命勉強したし、会社に就職してからも死に物狂いで毎日働いた。
その忙しい日々の中にいるとき、『なぜ法人は一律課税なのに、個人は累進課税なんだろう?』なんてことを考えたことは一度もなかった。
とにかく、目の前にある仕事を片付けること。
忙しい毎日をやり過ごすこと。
少しでも出世して給料やボーナスをUPすること。
____そのことしか考えていなかった。
でもよく考えてみたら、僕はその間もずっと源泉徴収されていたのだ。
たとえ僕の年収がUPしたとしても、それに伴って僕の税金や社会保険料もUPした。
でも、僕が勤めていた会社の方はずっと一律の法人税しか払っていなかったのだ。
その頃の僕はまだそのカラクリに気づいていなかった。
でも歳を重ねるごとに、世の中の仕組みだんだん見えるようになっていった。
その結果、僕は『不動産投資』というものと出会った。
そしてその延長で『法人』というものを立ち上げることもできた。
もしもあのままだったら…
もしも何も知らないままだったら…
僕は今でも暗い顔をして、朝から晩まで会社のために死に物狂いで働いていたことだろう。
____そう考えると、ゾッとする・・・
もちろん真面目に働くことは悪いことではない。
僕は何も真面目に働いてる人をバカにしているわけではないのだ。
僕だってついこの間までそっち側にいたのだから!
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子供の頃に多くの人が洗脳されたこと
僕が言いたいのは『個人と法人は違う』ということだ。
そしてその違いを『きちんと知っておこう!』ということなのだ。
この違いを知っているのと、知らないでいるのとではその後の人生は大きく違ってくる。
少なくとも僕の場合は、そのことを知ったおかげで人生が大きく変わった。
僕が今、こんなに自由でハッピーな毎日をおくれているのは何も僕が優秀だったからではない。
僕に才能があったからではない。
僕が何か特別な努力をしたからでもない。
ただ単に個人と法人の違いを知っていたというだけのことなのだ。
ただ、それだけのことなのだ。
たったそれだけの違いが人の一生を大きく変えるのだ。
アメリカでは「法人税の税率を20%にする」という法案が可決された。
アメリカで起こったことは日本でも起こる可能性がある。
つまり、これから先の世界は『ますます法人に有利な世界になってゆく』ということだ。
ただでさえも、法人は税制面で優遇されている。
それなのに、そこからさらに優遇しようというのだ。
僕は会社経営者だからはっきり言って、この動きは歓迎すべき動きだ。
しかし、社会全体で見ればどうなんだろう?
地球規模で見ればどうなんだろう?
しかも面白いことに(面白がってはいけないことなんだけど…)こういった動きを支持している人たちは法人の側にいる人たちではないのだ。
こういった動きを支持している人たちはその法人に雇われている個人の方たちなのだ。
明らかに自分たちに不利になるような動きなはずなのに、なぜか彼らはそれを支持しているのだ。
一生懸命勉強して、いい大学に行って、いい会社に行って、定年まで真面目に勤め上げる
そうすれば幸せな人生が待っている
____子どもの頃に植えつけれたものを大人になってから取り除くのは容易なことではないのだ。
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