【学力とは違う「勉強」を!】 お金の不安を解消するために必要な『学び』とはいったい何だろう?
世の中には不思議なことっていっぱいある。
その中で僕がいちばん不思議に思っていることは、
なぜ世の中で「アタマがいい」と言われている人たちは、ことお金のことになるとこんなにもアタマが悪くなるんだろう?
_____ということだ。
彼らは学歴も高く、立派な職業にも就いている。
年収も高い。
それなりの肩書きもある。
むずかしい資格も持っている。
立派な家もあり、立派な車もある。
銀行の預金残高も相当な額を積み立てており、各種保険にもしっかりと加入している。
それなのに彼らはいつもお金のことでアタマの悩ませている。
自分や家族の老後のことをいつも心配している。
仕事のストレスを抱え、ため息ばかりついている。
仕事にほとんどの時間を拘束され、身動きが取れなくなっている。
どんなに一生懸命働いても、彼らのお金の不安は決して解消されることはない。
いや、それどころから懸命に働ければ働くほど、ますますお金の問題は深刻になってゆく。
年収が増えても、それに伴って税金や社会保険料の負担も増えてゆく。
住宅ローンやマイカー・ローン、子供の教育費、医療費や親の介護に関わるお金、etc・・・
年齢を重ねるごとに、家族が増えるたびに、どんどん負担は増えてゆく。
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お金についての教育とはどのようなものか?
もう一度、言おう。
彼らはとてもアタマのいい人たちだったはずだ。
学歴も高く、いい会社にも就職した。
年収も高く、立派な肩書きももらっている。
大きな家もあり、カッコいい車もある。
銀行には老後のためのお金が相当額、眠っている。
保険にもたっぷり入っている。
もちろん年金だってしっかり払っている。
おまけに最近、彼らは資産運用もはじめた。
毎月一定額を世界じゅうに分散投資し、それを25年〜30年にわたって運用してゆくという計画も実行中だ!
『お金』に関して、彼らなりに考え得ることはすべてやった。
万全を喫した。
ファイナンシャル・プランナーにも相談したし、お金に関する本もたくさん読んだ。
インターネットからもさまざまな情報もゲットした。
お金に関するセミナーにも積極的に参加し、勉強もした。
経済新聞もきちんと読むし、経済ニュースにも常に目を光らせている。
_____それでもお金に関する不安は消えない。
いやそれどころか、ますます不安は募るばかりだ・・・
なぜこんなことになっているのだろう?
僕はすべての問題の根底にあるのは『教育』だと思っている。
お金の不安を抱えている人がこんなに大勢いるのに、学校では子供たちにお金のことについて何も教えてようとはしていない。
そして子どもたちはまわりの大人たちからお金のことについて何も学ばないまま社会に放り出される・・・
親も、学校の先生も、まわりの大人たちも、お金のことに関して子供たちに教えることは今もむかしもコレだけだ_____
『いい学校に行って、いい会社に入って、定年まで真面目に働き、借金や投資をしないで、老後に備えて貯金をしろ!』
_____これが「お金についての教育だ」と言うのである。
これが「お金の問題を解決する方法だ」と言うのである。
大人たちのお金の教育はまったくのデタラメ
この大人たちの大嘘を信じ(あるいは真に受け)、無防備なまま社会に放り込まれる子どもたち・・・
彼らに待ち受けているのは「あれ、おかしいな?」「こんなはずじゃなかったんだけどな?」という現実だけである。
とてもじゃないけど社会はそんなソリューションでは渡っていけない。
その方法ではお金の問題は決して解決されることはないだろう。
最大の問題は『教育』にある!
安全第一に
コツコツと
でっかいことを夢見るな
借金はするな
貯金をしろ
節約をしろ
自分の事業を立ち上げるなんてバカなことは考えるな
会社のために働け
政府を信じろ
老後は年金と健康保険制度があるから、大丈夫だ!
etc・・・
_____大人たちは「お金の不安を解消したかったら、今よりももっと頑張って働いて、出世して、年収を増やせばいいんだ!」と子供たちに教えた。
それが子どもたちに教えられる唯一のお金についてのアドバイスだった。
この大人たちのアドバイスのおかげで社会に出てから多くの子供たちが苦労することになった。
僕が『アタマのいい人がお金のことになると、とたんにアタマが悪くなる』というのはこの大人たちが子供たちにする教育に問題がある。
お金が問題なんじゃない。
大人たちの『お金についての考え方』が問題なのだ!
純粋で、素直な子供たちは大人たちに言われた通りの教えを守ろうとした。
その言葉を真に受け、その言葉をそっくりそのまま信じ込んだ。
だから社会に出てからも大人たちに教えられたとおりの生き方をした。
つまり、
いい大学に入って、いい会社に入って、その会社のために朝から晩まで死にものぐるいで働き、老後のために貯金をし、老後は年金をもらい、政府に面倒を見てもらう
_____これを実践した。
ところが!
ところが、そのやり方ではうまくいかなかった。
うまくいくどころか、ますます状況は悪化する一方だった・・・
一生懸命働き、年収が増えれば増えるほど、それに伴って支出も増えた。
サラリーが増えると、税金の負担も増えた。
気がつくと年収の3割ー4割近くが税金や社会保険料に消えていた。
生活コストもUPした。
立派な居住スペースを手に入れた代わりに、長期にわたる住宅ローンを抱え込むことになった。
家にかかるコストは住宅ローンだけではなかった。
修繕積立金、固定資産税、火災保険料、修繕費、水道光熱費などもたくさんかかった。
クルマを保有すればその維持費にもたくさんのお金が出ていった。
マイカー・ローンの他にも、車検代、自動車税、重量税、自賠責、車両保険などもかかった。
車の調子が悪くなると、その修理費やメンテナンスにかかるお金も相当なものになった。
結局いろんなものを差し引いたあとの手残りは「あれ? なんか頑張った割には少なくね?」という額になった。
その段階になってはじめて、子どもたちは大人たちから教えられたお金についての教育がまったくのデタラメであったということに気づくのである。
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お金の問題は学力では解消できない
大人になってから抱え込むさまざまなお金にまつわる問題。
その壁にお勉強のできた子どもたちは、やっぱり『お勉強』で対抗しようとする。
だから彼らは自身が抱えるお金についての問題を解決しようと、必死になって勉強する。
たくさん本を読み、たくさん雑誌を読み、血眼になってインターネットを使って情報収集に努める。
中には高額なセミナーに通う者もいる。
もう一度大学に入り直す人もいる。
ところが、どんなに一生懸命勉強したとしても、お金の問題は一向に解決されることはない。
いやそれどころか、勉強し、知識を増やせば増やすほどますます深刻なお金の問題を抱え込むことになる・・・
彼らは残念ながら知らないのだ。
お金の問題と学力とは一切関係がない
____という事実を・・
どんなに学歴が高く、どんなにお勉強ができ、どんなに難しい資格を持っていたとしても、それでお金の問題がクリアになるわけではない。
いやそれどころか、余計な知識をアタマに入れれば入れるほど、選択肢が増え、余計に混乱し、ますます解決は遠のいてゆく。
考えてもみてほしい。
もしも知識の量や学力で商売が繁盛するなら、こんなにラクなことはない。
テストの点数が投資結果を左右するなら、死に物狂いで勉強さえすれば、みんな億万長者だ。
だけど現実はそんな風にはなっていない!
『お金』というのは極めて特殊なものだ。
他の部分で多少うまくいったからといって、お金の方でもうまくいくと思ったら大間違いなのだ。
こと、お金のことに関してだけはそういうことにはなっていない・・・
大学に行って経済学や経営学、商学などをどんなに学んだとしても、それでお金の問題が解決されることはないのである。
ここがお金というものの面白いところであり、恐ろしいところでもある。
僕の言ってることが「信じられない!」「そんなの嘘っぱちだ!」という人もいるだろう。
OK。
じゃあ、そういう人に次の2つの質問をしたい。
もしも経済学を学び、その学問を極めることでお金の問題を解決されるというのなら、なぜ経済学の先生は億万長者になってないのだろう?
なぜノーベル経済学賞の歴代受賞者たちはウォーレン・バフェットやビル・ゲイツよりもお金持ちではないのだろう?
もう一つ質問がある。
いつ行っても混んでて行列の絶えない超人気ラーメン屋の店主は、東大や京大出身者だろうか?
早稲田や慶応といった有名大学出身者だろうか?
もちろん、中には一橋大学出身の人気ラーメン店のオーナーもいるかもしれない。
でもそういう人はむしろ稀なのではないだろう?
下手したら、大学どころか高校にも行ってないような人もいるのではないだろうか?
最終学歴が中卒なのに、東大卒のエリート・サラリーマンよりも多く稼いでいるラーメン屋の店主というのも世の中にはたくさんいるのではないだろうか?
つまり、早い話がこういうことだ。
学力とお金の問題を解決することとは一切関係ない!
_____ここをしっかり認識しなければ、判断を誤ることになる。
喘息の発作を止めるのに、目薬をさすのような間違った対処法を選択することになる。
僕のやってる商売はラーメン屋ではなく、アパート経営というものだ。
でも僕のやってるアパート経営という商売も、『学力というのは一切問われない』という意味ではラーメン屋などの他の商売と何ら変わりはない。
アパートのオーナーが大学を出ていようが、中学しか出ていなかろうが、そんなことは家賃収入には一切影響を及ぼさない。
入居者のみなさんも僕が東大卒だろうが、北海道の三流大学卒だろうが、そんなことは一切気にしない。
お金を融資してくれる銀行の支店長も気にしない。
・・・というか、そもそも銀行で僕の学歴のことが話題にのぼったことすらない。
銀行では「決算書」や「青色申告書」の提出は求められるが、学生時代の「成績表」の提出は求められない。
お勉強のし過ぎがその人の足を引っ張る
僕がやってアパート経営という商売は、僕のようなアタマの悪い人間でもできる極めてユニークな商売なのだ。
しかしながら、高学歴の僕の友人たちは僕のやってることに対していつもこんなことを言っている_____
「借金をして投資をするなんて愚かだ」
「人口減少社会なのにアパート経営をやるなんて狂ってる」
「アパートは飽和状態なのにそんなことをやって絶対に失敗するに決まっている」
「モノは劣化してゆくことがわかっているのに、工事費や修繕費をかけるものに手を出すなんて危険すぎる」
etc・・・
_____彼らはとてもアタマのいい人たちだ。
そしてとても勉強ができる。
そんなにアタマがいいのに、
商売を成功させ、お金の不安から解放されることと、『学力』とのあいだには何ら関係性はない
_____ということが理解できないのだ。
でも僕は内心、こんな風にも思っている。
彼らがアタマがよく、お勉強ができて本当に良かったなぁ・・・と。
彼らは一生懸命せっせと増やした『知識』のおかげで、彼らが不動産投資に参戦して来ないで本当に助かってるなぁ・・・と。
どうやら彼らはその膨大な知識の蓄積の結果、不動産投資ではなく、そのほかの金融資産への投資の方に夢中になってるようだ。
その結果、利回り18%の現物資産ではなく、利回り4%の金融資産の方を選択してくれている。
あるいは「リスクは悪だ!」をスローガンに、利回り0.02%の現預金の方を選択してくれている。
そのことが僕のキャッシュフローにどれほど貢献してくれていることか・・・
ブログの読者のみなさんには僕の言わんとしていることがわかってもらえるだろう。
勉強することはとっても大事なことだ。
しかし、「勉強のし過ぎ」が逆にその人の足を引っ張ることもあるということもあるのだ!
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