オススメ映画『コミック雑誌なんかいらない!』(1986年)について

2019年3月12日

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』解説

日本を代表するロックン・ローラーである内田裕也が自ら脚本を手がけ、主演もして話題となった映画。

監督はのちに『おくりびと』でアカデミー賞を受賞することになる滝田洋二郎。

突撃取材で人気を集めたテレビの人気レポーターが徐々にジャーナリズム魂を燃やしてゆく様を描く。

 

豊田商事事件、日航ジャンボ機墜落事故、ロス疑惑、松田聖子と神田正輝の結婚など1985年当時リアルタイムで起こっていた事件やスキャンダルを実際に取り上げた問題作。

『コミック雑誌なんかいらない!』というのは内田裕也が好きだった頭脳警察というバンドの楽曲のタイトル。

 

ビートたけしが狂気に満ちたヤクザを怪演しており、この直後フライデー事件を起こして世間をあっと言わせた。

世界的にも高く評価された作品。

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』あらすじ

突然取材が売りの芸能レポーター、キナメリ(内田裕也)はスキャンダルを追って忙しく動きまわっていた。

ロス疑惑の三浦知良、神田正輝と松田聖子の結婚、ヤクザの抗争、日航機墜落事故、etc・・・

 

そんな取材を続けるなかで、次第にキナメリは自身のやっている低俗さに疑問を持つようになり、骨太のジャーナリスティックな取材をしたいと思うようになっていった。

そんななか、世間では豊田商事事件という詐欺事件が問題になりつつあり、キナメリはその取材に開始する。

しかし、そこには幾多の困難と危険が待っていた・・・・・

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』キャスト

  • 内田裕也 (芸能レポーター・キナメリ)
  • 渡辺えり子 (キナメリの妻)
  • 麻生祐未(少女)
  • 原田芳雄 (プロデューサー)
  • 小松方正 (ワイドショーの司会)
  • 殿山泰司 (隣の老人)
  • 常田富士男 (警察官)
  • ビートたけし(殺人犯)
  • スティービー原田 (殺人犯の子分)
  • 郷ひろみ(ホスト)
  • 片岡鶴太郎(ホスト)
  • 港雄一 (ホスト)
  • 久保新二 (ホスト)
  • 桑名正博 (バーの客)
  • 安岡力也 (バーの客)
  • 篠原勝之 (バーの客)
  • 村上里佳子 (バーのママ)
  • 小田かおる (レポーター)
  • 志水季里子 (キナメリを買う女)
  • 片桐はいり (ホストクラブの女)
  • 橘雪子 (ホストクラブの女)
  • 趙方豪 (レポーター志願者)
  • 梨元勝 (芸能レポーター)※クレジット無し
  • 三浦和義 (本人役)
  • 桃井かおり(本人役)
  • おニャン子クラブ
  • 逸見政孝(当時フジテレビアナウンサー)
  • 横澤彪(当時フジテレビプロデューサー)

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』スタッフ

  • 監督:滝田洋二郎
  • 脚本:内田裕也、高木功
  • 製作:多賀英典、内野二郎、岡田裕
  • プロデューサー:海野義幸
  • 音楽:大野克夫
  • 撮影:志賀葉一
  • 編集:酒井正次
  • 公開:1986年2月1日(日本)
  • 上映時間:124分

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』を観た僕の感想(レビュー)

芸能レポーターがジャーナリズム魂に目覚め、社会の闇に切り込む。

アナーキーな超問題作!

確立されきった現代では絶対に作れない。

今はみんな保守的になって面白くない。

ラストに内田裕也が放つ有名な台詞は全日本人に向けた強烈なメッセージだ。

 

当時疑惑の渦中にあったロス疑惑の三浦和義にマイクを向けたり、おニャン子クラブにインタビューしたりといろいろと話題になった。

そして映画のラストは豊田商事会長刺殺事件の場面を描かれる。

あの時、テレビ・カメラがまわっている最中であるにも関わらず、その場に居合わせた誰もが止めに入ったり助けに入ったりすることがなかった。

この時のビートたけしの演じたヤクザの迫力が凄い!

 

そのことに対する皮肉と怒り、そして疑問を徹底的に描いたラスト・シーンは映画史に残る場面だと思う。

そして、最後の最後にカメラに向かって内田裕也が放つ日本人全員に向けた言葉はかなり衝撃的だ!

 

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』サントラ

 

 

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映画『コミック雑誌なんかいらない!』トリビア

  • 本作の脚本と主演をつとめ、内容に自信を持っていた内田裕也はこの映画を製作する際に各映画会社を脚本を持って回ったが、「発想がぶっ飛んでいる」と理由からどこも買ってくれずに落ち込んだと述べている
  • 落胆しているときにカンヌ映画祭の監督週間に出品されることになり、アレックス・コックスや、スパイク・リーと三つどもえで争った因縁の作品となった
  • カンヌではエンドロールがはじまる前に全員んが立ち上がって「ブラボー!」という声が上がり、25分のスタンディングオベーションが続いた
  • 28年後にリバイバル上映される際に内田裕也は映画館に集まった観客を前に「こうやって大勢の方にご覧いただいて僕は感謝しております。21世紀に必ず通用する作品だと思っています。ビートたけしに郷ひろみ、木村拓哉の嫁(工藤静香)までが、ロックンロール価格で出演してくれた映画です。今日は、僕も一緒にどれほどの感性があるのかを、リトマス試験紙として観てみたいです」と述べた

 

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