オススメ本・ロバート・H・フランク著『日常の疑問を経済学で考える』について

2019年3月17日

  • 著者  ロバート・H・フランク
  • 出版社  日本経済新聞出版社
  • 出版日 2013/3/2

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『日常の疑問を経済学で考える』とはどのような本なのか?

「初婚年齢が上がっているのはなぜか?」「2年目のジンクスはなぜ起こるか?」といったような興味深い日常の疑問を経済学の側面から読み解いた本。

ともすると難しくなりがちな経済学の理論を日常にあふれている出来事を例に解説してくれているので大変に読みやすい!

 

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著者の紹介

 

ロバート・H・フランク

コーネル大学ジョンソンスクール教授。

1966年ジョージア工科大学卒。

71年カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了、72年同大よりph.D.取得。

ニューヨーク・タイムズ紙の常連コラムニストでもある。

 

そもそもアナリストは「買い」を推奨しがちである。

好意的な評価をしなければその企業との関係が悪くなってしまうからだ。

それにその企業の評価が下がったとしても5人のアナリスト全員が「買い」を推奨したのであれば予測 を誤ったのは自分だけではないのだからそれほどを批判されずに済む。

反対に他の四人が買いを推奨したのにも関わらず自分だけが売りの判断をした場合、株価が上昇すれば三重の汚点がつく。

つまり予想が外れただけでなくみんなの笑いものとなり顧客になってくれたかもしれない企業の不興を買うことになる。

以上を踏まえるとアナリストにとって安全かつ最上の策は他のアナリストの評価を予想して右に倣うことだ。

他のアナリストも買いを推奨すればその企業との関係を良好に保てることは同じである。

アナリストの仕事は株価動向を予想するだけでなく他のアナリストの評価を予想することでもある。

となれば「買い」を推奨することが安全かつ最良の策と言えるだろう。

要するに「買い」の推奨には今後の株価動向の動きに関する有益な情報などを含まれていないのである。

 

投資でよく言われている言葉に「専門家の言うことは当てにならない」という言葉がある。

日本にも経済学者や経済アナリスト、プロのトレーダーやプロの投資家を名乗る人たちが大勢いる。

彼らは本や雑誌、ネットなどで今後の株価の予想なんかをしているが、そのほとんどが当たらない。

もしも確実に株価の動きを予測することができるというのならば、その人たちはウォーレン・バフェットよりも金持ちになってなきゃいけないはずだ。

 

はっきり言って、株価の動きなんて誰にもわからないのである。

投資のむずかしさとおもしろさはここにある。

アナリストたちによる「今は買いだ!」という声が聞こえてきたら、どうか眉唾ものだと思ってほしい。

ここで著者が述べているとおり、そのアナリストは他のアナリストの意見を参考にしているかもしれないのだ。

その企業お抱えのアナリストかもしれないのだ。

 

誰かに追随していれば大儲けできるほど投資の世界は簡単じゃない。

みんなアナリストたちの予想に従って行動し、大きな損失を出していることを忘れてはいけない。

 

言うまでもなく、「売り」を推奨するということはその企業にとって好ましくないことだ。

資金が流出することを意味している。

だからお抱えのアナリストを事前に準備し、各方面でその企業の株を買うように吹聴して歩かせることによって株価が下がるのを食い止めようとするのはよくあることなのである。

 

問題は僕たちの方だ。

その情報を鵜呑みにし、「今乗らなければ、バスに乗り遅れる・・・!」とばかりにある銘柄に飛びつくことは、賢明なことではないのだ。

 

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