不動産投資で経済的自由を確立して北海道でセミリタイア生活を送る大家のブログ

サカモトハルキの『僕はこう思う』

北海道で5棟74部屋+月極などの大家さんやってる40代ブロガー。会社経営者。
不動産会社勤務を経て、38歳で経済的自由を確立 。セミリタイア生活へ。
2011年より法人化(法人8期目)
ブログでは「お金」「不動産投資」「人間関係」「教育」などを中心に発信中。
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[オススメ映画]『パンズ・ラビリンス』(2006)について

2018/08/15
 
この記事を書いている人 - WRITER -
サカモトハルキ
北海道で5棟74室+月極Pの大家さんやってます。会社経営者。不動産会社勤務を経て38歳で経済的自由を確立。セミリタイア生活へ。2010年12月より法人化(8期目)。ブログでは「お金」「不動産投資」「人生哲学」をテーマに発信中。映画大好き!奥さん&中1小4男子(あと猫も)とのんびり自由に暮らしてまーす。
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映画『パンズ・ラビリンス』を観た僕の感想(レビュー)

第90回アカデミー賞において『シェイプ・オブ・ウォーター』で見事に作品賞と監督賞に輝いたギレルモ・デル・トロ監督。

そのデル・トロ監督が2006年に監督したファンタジー映画が『パンズ・ラビリンス』だ。

 

舞台は1944年のスペイン。

ファシズムが台頭し、過酷な現実の中で懸命に生きようとする少女が主人公のファンタジー作品だ。

 

とにかく映像美がスゴイ!

ロード・オブ・ザ・リング』や、『ハリー・ポッター』が代表格だが、2000年代以降、数多くのファンタジー映画が制作されている。

だけど、このデル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』はそれらのファンタジー映画と一線を画している。

 

それはやっぱり、ギレルモ・デル・トロという人物の特異性と密接に関わっている。

 

男らしいマッチョさが求められるメキシコで、オタクとして孤独な少年時代を過ごしたデル・トロ監督。

その毎日は僕らが想像する以上に過酷な日々だったはずだ。

そのデル・トロ監督の孤独はそっくりそのまま『パンズ・ラビリンス』の主人公オフェリアの孤独と結びついている。

 

デル・トロ監督の作品がなぜこんなにも僕らの胸を打つのか。

それはデル・トロ監督が自分の作品に「想い」を込めるからである。

そのデル・トロ監督の想いが観客にも伝わるからである。

 

小説家の村上春樹は、『世界が混沌とすればするほど、物語の持つ重要性が増す』と言っている。

現実が厳しければ小説なり、絵本なり、映画なりの「物語」に逃げ込めばいい。

それは単なる現実逃避ではない。

 

物語の中に浸り、そこから世界をもう一度再構築することは現実世界をサヴァイヴしてゆく上で最も重要なことだ。

 

デル・トロ監督は物語の世界に浸り、「オタク」としてまわりからバカにされ、いじめられた。

しかし、デル・トロ監督はその物語の世界にただ埋没していただけではなかった。

 

そこから何かを見つけ、それを武器に現実世界と闘う術を身につけたのだ。

デル・トロ監督が物語の世界から発見したのは『想像力(創造力)』という武器だった。

そして彼はこの想像力(創造力)を遺憾無く発揮して現実世界で次々と栄光をつかんでゆくのである。

 

なぜ『パンズ・ラビリンス』の主人公オフェリアを読書好きの少女にしたのか?

それは涙無くしては観られないラストの大逆転シーンを観ればよくわかる。

 

物語のパワーはマッチョで過酷な現実を凌駕し、世界を反転させるパワーを秘めている!

僕はラストの意味をそのように解釈している。

 

そして、それこそがギレルモ・デル・トロという人がこの映画の中でいちばん訴えかけたかったことだと思うのだ。

 

このラスト・シーンは、物語の世界に没入し、物語によって救われ、物語のパワーを信じきってるデル・トロ監督ならではのエンディングだと思う。

他の監督ではこういうエンディングにはならなかったはずだ。

 

そして、このデル・トロ監督の物語のパワーを信じきる姿勢は、第90回アカデミー賞受賞という形で結実するのである。

僕たちは本当に素晴らしい監督と同時代を生きることができている!

 

 

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