不動産投資で経済的自由を確立して北海道でセミリタイア生活を送る大家のブログ

サカモトハルキの『僕はこう思う』

サカモトハルキ(映画好き大家さん)。
北海道で5棟74部屋+月極などの大家さんやってる40代ブロガー。
会社経営者。
不動産会社勤務を経て、38歳で経済的自由を確立 。セミリタイア生活へ。
2011年より法人化(法人8期目)
ブログでは「お金」「不動産投資」「人間関係」「教育」などを中心に発信中。
映画と音楽が大好き!
家族と猫とのんびり自由に生きてる小学生男子2人のパパさんです。
国際NGO『プランジャパン』のチャイルドスポンサーもやってます。

詳しいプロフィールはこちら

兄弟ブログ『サカモト流カイシャク』の方もよろしく!

Twitterやってます。気軽にフォローしてください!

少しでもみなさんのお役に立てたのであれば、
下記のリンクをクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代セミリタイア生活へ

にほんブログ村 40代セミリタイア生活

[オススメ映画] 『パターソン』(2016)について

2018/10/21
 
この記事を書いている人 - WRITER -
サカモトハルキ
北海道で5棟74室+月極Pの大家さんやってます。会社経営者。不動産会社勤務を経て38歳で経済的自由を確立。セミリタイア生活へ。2010年12月より法人化(8期目)。ブログでは「お金」「不動産投資」「人生哲学」をテーマに発信中。映画大好き!奥さん&中1小4男子(あと猫も)とのんびり自由に暮らしてまーす。
詳しいプロフィールはこちら

映画『パターソン』解説

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』や『デッド・マン』などの作品でおなじみのジム・ジャームッシュ監督作品。

スター・ウォーズのカイロ・レン役で一躍スターダムに上り詰めたアダム・ドライヴァーを主役に抜擢した。

詩人でありながらバスの運転者でもある物静かな男を見事に演じている。

随所に ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ、アレン・ギンズバーグといった詩人たちへのオマージュが感じられ作品に仕上がっている。

日本の俳優、永瀬正敏が久々にジャームッシュの作品に出演したことでも話題となった。

 

スポンサーリンク

 

映画『パターソン』あらすじ

アメリカのニュージャージー州パターソンという街でバスの運転手をしている男。

男の名前もパターソンという。

パターソンはアレン・キンズバーグなどの詩人を何人も輩出したことでも有名な街。

パターソンもまたバスの運転手をしながら詩を書いている。

パターソンの妻は何事にも意欲的に取り組むエネルギッシュな女性。

それに対してパターソンは野心のかけらもない穏やかな男。

そんな二人の日常の中からひとつまたひとつと素敵な詩が誕生している。

パターソンはなぜ詩を書くのか?

なぜ彼はいつもぼんやり浮かない顔をしているのか?

次第にそれが明らかになってゆく・・・

 

スポンサーリンク

 

映画『パターソン』キャスト

  • アダム・ドライバー:パターソン(バス運転手)
  • ゴルシフテ・ファラハニ:ローラ(パターソンの恋人)
  • ネリー:マーヴィン(イングリッシュ・ブルドッグ)
  • バリー・シャバカ・ヘンリー:ドク(バーのオーナー)
  • ジョニー・メイ:ドクの恋人
  • トレヴァー・パラム:サム(バーの友達)
  • トロイ・T・パラム:デイヴ(サムの兄弟)
  • リズワン・マンジ:ドニー(バス車庫長)
  • ウィリアム・ジャクソン・ハーパー:エヴェレット(恋に悩む男)
  • チャステン・ハーモン:マリー(エヴェレットが恋する女)
  • クリフ・スミス:メソッド・マン(コインランドリーのラッパー)
  • スターリング・ジェリンズ:若い詩人
  • ドミニク・リリアーノ、ジェイデン・マイケル:バス車中の子供たち(ルービン”ハリケーン”・カーターについてお喋りしている)
  • ブライアン・マッカーシー:ジミー(バス車中の2人組の一人、モテ話をする)
  • フランク・ハーツ:ルイス(バス車中の2人組の一人、ジミーの友人)
  • ルイス・ダ・シルヴァ・ジュニア::ブラッド(オープンカーの若者)
  • カーラ・ヘイワード:アナーキストの学生(イタリア人アナーキスト、ガエタノ・ブレーシについて話す)
  • ジャレッド・ギルマン:アナーキストの学生
  • 永瀬正敏:日本からやって来た詩人

 

スポンサーリンク

 

映画『パターソン』スタッフ

  • 監督:ジム・ジャームッシュ
  • 脚本:ジム・ジャームッシュ
  • 美術:マーク・フリードバーグ
  • 衣装 :キャサリン・ジョージ
  • 音響:ロバート・ハイン
  • 撮影:フレデリック・エルムズ
  • 編集:アルフォンソ・ゴンサルヴェス
  • 音楽:Sqürl(ジム・ジャームッシュ、カーター・ローガン、シェーン・ストーンバック)
  • プロデューサー:ジョシュア・アストラカン、カーター・ローガン
  • エグゼクティブ・プロデューサー:ダニエル・バウアー、ロナルド・ボズマン、ジャン・ラバディ、オリヴァー・シモン
  • 提供:アマゾン・スタジオ、アニマル・キングダム、インクジェット・プロダクションズ、K5フィルム、Le Pacte
  • 配給:ロングライド(日本)、Le Pacte(フランス)、Mongrel Media(カナダ)、Filmcoopi Zürich(スイス)
  • 上映時間:118分

 

スポンサーリンク

 

映画『パターソン』受賞等

  • 第69回カンヌ国際映画祭オフィシャルコンペティション出品
  • ラボール シネマ&映画音楽祭 イビスドール最優秀映画賞
  • 第21回ロサンゼルス映画批評家協会賞 最優秀男優:アダム・ドライバー
  • 第20回トロント映画批評家協会賞 最優秀男優賞:アダム・ドライバー
  • 第69回カンヌ国際映画祭 オフィシャルコンペティション出品

 

スポンサーリンク

 

映画『パターソン』を観た僕の感想(レビュー)

あのジム・ジャームッシュ監督作品だ。

ジム・ジャームッシュといえば『ストレンジャー・ザン・パラダイス』。

この映画は僕の人生を変えた映画のうちの一本だ。

 

ストレンジャー・ザン・パラダイス』が公開されたのは1984年。

それ以来、ずっと彼の作品を追い続けてきた。

 

ジム・ジャームッシュという監督がいかに凄く偉大な監督であるかについては改めて説明する必要はないだろう。

ただ彼の作品群の中で『泣いた』という経験は一度もない。

 

彼はそういう人の涙を誘うようなタイプの映画をこれまで作ってこなかった。

それが意図的なものなのかどうかわからないが、とにかく巨匠にしては珍しくジム・ジャームッシュという人は「人を泣かせる」ような映画は撮ってこなかった。

 

ところが今回の『パターソン』は違った・・・

僕ははじめてジム・ジャームッシュの作品で感動して泣いてしまった。

まさか彼の作品で泣くとは思わなかった。

それくらいこの『パターソン』という映画はジム・ジャームッシュのフィルモグラフィーの中でも珍しいタイプの作品なのだ。

 

僕はこの作品のどんなところにグッときたのだろうか?

なぜ僕はこの映画を観終わったあとにジワ〜っと感動してしまったのだろうか?

 

ジム・ジャームッシュは具体的には何も語ってはいない。

何も説明せず、何も解説もしない。

だから、いったいその感動がどこからやってくるのか自分でもよく分からない。

 

だけど、映画全体の雰囲気、パターソンの表情、一つ一つのセリフ、そして画面に映るビジュアル、etc・・・

そういったものを一つ一つ組み合わせていけば、おぼろげながら全体像が浮かび上がってくる。

 

唐突ではあるが、みなさんは『何かを喪失した』という経験はお持ちだろうか?

今まで大事に積み上げてきたものが一瞬にして崩れ落ちてしまうような・・・

そして、明らかにそこで「何かを失ってしまった・・・」というような経験をしたことがあるだろうか?

 

もしもそういう経験をしたことがあるなら、この『パターソン』という映画でジム・ジャームッシュが伝えようとしているメッセージが胸に響くのではないだろうか。

 

パターソンはバスの運転手だ。

でも普通のバスの運転手とはちょっと違う。

詩を書くことが大好きなバスの運転手だ。

 

愛するパートナーがいて、可愛いフレンチ・ブルドッグを飼っている。

スマホを持たず、インターネットも見ない。

自分の詩を世に発表して有名人になってやろうとか、お金持ちになってやろうという野心もない。

彼の日常は淡々と、そして物静かに過ぎ去ってゆく・・・

 

でも映画が進むにつれて、やがて僕たちはパターソンが『何かを喪失した人物である』というにだんだん気づかされてゆく。

 

時々、画面に映し出される海兵隊時代の写真。

穏やかなパターソンと戦争というのは、あまりにもかけ離れたイメージだ。

 

アメリカから遠く離れたイラクの地で(あるいはそれはアフガニスタンやシリアかもしれないが)パターソンはいったいどんな体験をしたのだろうか?

詩作に耽ることが唯一の楽しみの物静かな文学青年は、いったいその血なまぐさい戦争の現場で何も見て、何を耳にしたのだろうか?

 

_____この映画の中では戦争の場面はいっさい映し出されない。

映し出されないけれど、傷を負った者だけが宿すことができるパターソンの悲しそうな目を見ていると、彼がそこでどんな壮絶な体験をしたのかが伝わってくる。

 

だからこのパターソン』という映画は、戦争映画でもあるのだ。

戦争の場面がいっさい映し出されない世にも奇妙な戦争映画なのだ。

そして言うまでもないことだけど、反戦映画でもある。

 

そこはジム・ジャームッシュのことだから、露骨な反戦メッセージは出していない。

さりげなく、物静かに、そしてスタイリッシュにそっと提示している。

だけど、この映画の根底に流れているのは明らかに強い『反戦』のメッセージだ。

 

それはパターソンが一緒に暮らすパートナーが中東系の人であったり、エンディングに登場する人物が日本人であったりするところにも現れている。

 

アレン・キンズバーグの話も出てくる。

キンズバーグは言うまでもなくビートニクスの一人で、ボブ・ディランやジョン・レノン、デビッド・ボウイといった後々のロック・ミュージシャンたちに多大なる影響を及ぼした人物である。

そこからも反戦・反体制・反権力のメッセージが受け取れる。

 

何と言っても、ジム・ジャームッシュパンクの影響を色濃く受けて世に出てきた人なのだ。

イギー・ポップとも大の仲良しだ。

そんな人が戦争を賛美するような映画を作るはずがないのだ。

 

僕の人生にもいろいろなことがあった。

精神的な意味でも、物質的な意味でも、どん底にまで落ちた経験もしている。

だけど、今はとてもハッピーだ。

いろいろ遠回りはしてきたけれど、なんとかここまで来ることができた。

 

僕は僕なりのやり方で自分の傷を癒してきた。

パターソンはパターソンなりのやり方で自分の傷を癒している。

僕はきっとパターソンに自分自身を重ね合わせたんだと思う。

 

僕の涙はそこから来ているんだと思う・・・

だから、こんなに泣いたのだと思う・・・

 

パターソンはパターソンなりのやり方でどうにか折り合いをつけようとしている。

それを乗り越えようとしている。

 

彼が詩を綴るのも、言ってみれば『療法』の一環なのかもしれない。

彼は自身の言葉を綴ることで必死でリカバリーしようとしているのだ。

傷ついた心を癒そうとしているのだ。

 

穏やかな時間も、常に前向きで新しいことに何でも挑戦しようとする恋人も、彼のまわりにいるユニークなキャラの人物たちも、みんな彼の背中を押してくれる存在だ。

彼はなんとか立ち直ろうとしているのだ。

 

そして、そのクライマックスとなるのが永瀬正敏との最後のシーンだ。

日本から来た不思議な男は、パターソンにいろんなことを話して聞かせる。

 

彼はいったい何者なのだろうか?

彼は本当に実在していたのだろうか?

それとも、パターソンがアタマの中で作り上げた架空の人物なのだろうか?

 

でも、もしそうだとしても、それはきっと邪悪なものではないはずだ。

何故ならば永瀬正敏演じるその不思議な日本人は、パターソンを笑顔にしてくれる存在だったからだ。

 

お気に入りのノートをとある理由で失うことになったパターソンではあるが、永瀬正敏は彼に新しいノートを渡す。

そして、こんな不思議な言葉をパターソンに伝える・・・

 

可能性は白紙のページに広がる

 

まさにコレだ!

この言葉にこの映画のすべてが込められてるような気がした。

 

僕はこの言葉を聞いた瞬間、涙腺が崩壊してしまったのだ・・・

 

誰の人生にも喪失はある。

恋愛にしろ、仕事にしろ、人間関係にしろ、etc・・・それはとてもショッキングで、立ち直れないくらいツライ体験だ。

だけど、それは同時に『再生』でもあるのだ。

 

何もかも失くしてしまったということは、『真っさらの状態になった』ということとイコールなのだ。

何もない白紙の状態になったということなのだ。

 

“可能性は白紙のページに広がる”

 

そうだ!

何もかも失い、すべてがゼロの状態に戻ったのならば、またそこからはじめればいいじゃないか!

またそこから再出発すればいいじゃないか!!

 

このシーンはジム・ジャームッシュなりの『希望』を描いたシーンだと思う。

決して押しつけるのではなく、さりげなく観る人を勇気づけ、感動を与える名シーンだと僕は思う。

 

パターソンに希望を与えて去っていったのは日本人。

パターソンが愛するパートナーはアラブ人。

その他にもこの映画の中には黒人やインド系の人、メキシコ系の人などさまざまな人種の人たちが登場する。

 

でも、それぞれが関係し合い、助け合い、独特の『調和』をつくりだしている。

僕はここにもジム・ジャームッシュなりの現存する世界に対するメッセージが込められているような気がした。

 

傷つけた者・傷つけられた者

傷つけた国・傷つけられた国

傷つけた人種・傷つけられた人種

etc・・・

 

またそこには「誰かを傷つけたからこそ傷を負ってしまった」という人も加わる。

ここをクリアする唯一の方法は『和解』しかないのだ。

 

みんなが手と手を取り合い、助け合うしかないのだ。

和解こそが希望なのだ。

 

Peace・・・!!

 

スポンサーリンク

 

映画『パターソン』関連商品

パターソン [Blu-ray]

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

 

 

*今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てたのであれば、
下記のリンクをクリックしてランキングへのご協力をお願いします♪

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代セミリタイア生活へ
にほんブログ村 40代セミリタイア生活

スポンサーリンク

僕の詳しいプロフィールはこちら
→ Twitterやってます。気軽フォローしてね! 

こちらの記事もよく読まれてます!

この記事を書いている人 - WRITER -
サカモトハルキ
北海道で5棟74室+月極Pの大家さんやってます。会社経営者。不動産会社勤務を経て38歳で経済的自由を確立。セミリタイア生活へ。2010年12月より法人化(8期目)。ブログでは「お金」「不動産投資」「人生哲学」をテーマに発信中。映画大好き!奥さん&中1小4男子(あと猫も)とのんびり自由に暮らしてまーす。
詳しいプロフィールはこちら

スポンサーリンク




 
 

スポンサーリンク




- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© サカモトハルキの『僕はこう思う』 , 2018 All Rights Reserved.