【あなたはどっちになりたい?】 僕が思う『自称・投資家』と『真の投資家』の違いについて

      2018/04/06

アベノミクスの影響で日経平均株価はバブル以来の高値をつけている。

にも関わらず、多くの人は自身の将来や未来に不安を感じている。

 

その恐怖や不安感は、ある層の人たちを投資や資産運用に向かわせた。

いま、仮想通貨をはじめとする新しいタイプの投資や資産運用が大流行りだ。

 

NISAやiDeCoといった確定拠出年金も注目を集めている。

 

しかしながら、そういう新しいタイプの投資や資産運用を実践している人は全体から見ればまだまだ少数。

圧倒的多数の人は、まず銀行にお金を預けて、『貯金』をしようとする。

 

「お金を貯めることこそが将来に対する恐怖と不安の防御になる」と真剣に思っているのだ。

この日本人の『貯金』というものに対する絶対的信奉心はちょっとスゴイものがある。

 

いま、新しいタイプの投資や資産運用をやりはじめた人も基本的には同じだ。

 

_____みんな『貯金信奉者』だ。

 

おそらく彼らはアベノミクスの効果が薄れ、株価が下落しはじめでもしたら、一目散に持っている資産を売却して現金に交換しようとするだろう。

 

あるいは仮想通貨が暴落し、実用性のないものになったら、一目散に持っている資産を売却して現金に交換しようとするだろう。

 

そして気づいた時には『やっぱり貯金がいちばんイイわ!』なんてことを口にしているはずだ・・・

 

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「現金」は人を安心させる。

「現金」を持っていると、人は安心する。

 

しかし現金以外のもの(それが株であれ、投資信託であれ、仮想通貨であれ・・・)は、根本的なところでは人々から信用されていない。

だから「いざ!」という自体が起こったとき、いとも簡単に売りに出されてしまうのだ。

 

もしも本当に心の底から自身が投資している金融資産を信用しているのならば、それを売り払ったりなんかしないはずだ。

もしもそれが本当に価値のあるものだったら、なぜわざわざそれを売って現金に交換する必要があるだろうか?

 

そのまま保有し続けておけばいいではないか!

 

保有せずに現金に換えるということは、「それほどそれを信用していない」ということになるのではないだろうか。

つまり、『現金の方が信用できる!』ということだ。

 

仮想通貨や確定拠出年金の話題は、しょっちゅうテレビなどでも特集が組まれている。

本屋さんに行っても、ネットを開いても、その話で持ち切りだ。

 

みんな『バスに乗り遅れてはいけない!』とばかりに、目の色を変えて市場に参入してきている。

 

何と言っても、今は超低金利時代だ。

銀行にお金を預けていたって、スズメの涙程度の金利しかつかない。

 

それだったら金融資産を買った方がまだマシだ。

そこにリスクがあることは承知しているが、確定拠出年金や仮想通貨のコインに投資した方がはるかにトクをする!というわけだ。

 

もっとも、確定拠出年金や仮想通貨が果たして本当に「金融資産」と呼んでいいかどうかは判断に迷うところだが・・・

 

今は株式市場も好調だ。

債券市場も好調だ。

仮想通貨市場も好調だ。

 

1ビットコインの価格が200万円を超えた瞬間もあり、「いずれ1,000万円を超える!」と言ってる人もいる。

でもこれらの新しいタイプの投資や資産運用法というのは、本当に多くの人の将来不安を払拭するのだろうか?

 

僕の目にはとてもじゃないが、そのようには見えない・・・

 

この新しいタイプの投資や資産運用法に飛びついた人の中には『明らかに参加すべきじゃない人たち』も含まれている。

 

本来であるならば、投資や資産運用などに手を出してはいけないような人たち

おっかない投資の世界にやって来てはいけないような人たち

リスクを背負い、それを上手にコントロールすることができそうもない人たち

真面目に働き、コツコツ貯金をしていた方がよっぽど幸せな人生を送れたはずの人たち

etc・・・

 

____こういった人たちは、ひとたび大暴落が起こったら、いともカンタンに『狼狽売り』をするようなタイプの人たちだ。

 

いま、ブームに乗って参入しはじめた人たちは、きっとウハウハの気分だろう。

絶好調の市場の煽りを受けて、「すっかりいい気分」になっていると思う。

 

その中には『オレは投資の才能がある!』と真剣に思い込んでる人もいるかもしれない。

 

でも僕に言わせれば(かれこれ10年近く投資の世界で生きてきた人間から言わせてもらえれば)、彼らのメンタリティーは基本的にはどこまで行ってもサラリーマン的なもの』だ。

 

それはとてもじゃないけど、「投資家」でも、「事業家」でも、「商売人」でもない。

 

サラリーマンと投資家は違う

サラリーマンと商売人は違う

サラリーマンと経営者は違う

 

____「まるっきり違う人種」と言ってもいいくらいだ。

 

ここの部分をごちゃ混ぜに考えると、エラいことになる!

 

全世界的規模の好景気に湧くこのタイミングで運よく大金を手にした人には、心の底から賛辞を送りたい。

しかし、それは『市場がたまたま良好だったからうまくいった』という見方もできる。

 

もしかしたらそれは『今が最高MAXの状態』なのかもしれないのだ。

 

市場には浮き沈みがある。

この状態がこれから先も永遠に続くわけではないのだ・・・

 

市場が良いときも悪いときも、どちらもコンスタントに利益を得つづけることができる人

 

____僕が思う『真の投資家』とはそういう人のことを言う。

 

「投資をやってます」「資産運用をしてます」というだけじゃ投資家とは言えない。

市場が良好な時だけパフォーマンスが良く、そうじゃない時はパフォーマンスが悪くなるような人は投資家とは言えない。

 

今どんなに大金を手にしたとしても、来年はどうなるだろう?

今年と同じくらいのパフォーマンスを残すことができるだろうか?

 

再来年は? 3年後は? 10年後は? 30年後は?

 

ウォーレン・バフェットは長期間にわたって市場の浮き沈みに耐えてきた。

そういう『真の投資家たち』は、たまたまいい時期に、たまたまいい商品を購入しただけの人とは格が違う。

 

『億り人』と呼ばれている若者たちが続出しているのは知っている。

彼らがウォーレン・バフェットになれるかどうかは、その億を超える金を「今後どのように運用してゆくか?」にかかっている。

 

僕は基本的には彼らを応援しているが、その億を超える大金を使ってバークシャーハサウェイのような帝国を築き上げる人はほとんどいないだろう。

 

投資の世界はそんなに甘くはない!

よっぽど上手にやらないと、10年もしないうちにその大金を失うことになるだろう。

 

いや、その前にインフレが起こって円の価値が下がり、『億』というお金が現在の価値ではなくなってしまうかもしれない・・・

さらに(よく言われていることだが)、市場空前の大暴落が世界経済を襲うかもしれない・・・

 

その大暴落は投資や資産運用に参加した張本人たちによって引き起こされる。

彼らが「自分が持っている金融商品」に疑問を持ちはじめたときに引き起こされる。

 

それがいつ起こるのかはわからない。

何がきっかけで起こるのかもわからない。

3年後かもしれないし、明日かもしれない。

 

でも遅かれ早かれ、それはいつか起こる・・・

 

何百万人という『自称・投資家たち』が自身のポートフォリオの内容を見て、不安や恐怖に駆られはじめた瞬間、それは起こる・・・

彼らが自分が手に入れた金融商品に自信が持てなくなり、「現金の方がマシだ!」と考えはじめた瞬間、それは起こる・・・

 

彼らは自分が手に入れた金融商品のことをディスられると、烈火のごとく怒り出す。

しかし本音の本音の部分では自分が購入した金融商品やコイン自体を心の底から信用しているわけではない。

 

だから、売るのだ!

 

もしも心の底から信用し、「これは絶対に価値のあるものだ!」と本気で真剣に思っているのならば(そしてそれが本当に価値を提供し続けてくれるものだったら)、売る必要はないはずだ。

 

それを手放して、わざわざ『円』に交換する必要はないはずだ。

 

ウォーレン・バフェットのコカコーラの株式のように何十年も保有し続けていればいい。

でもきっと彼らは何かのきっかけさえあれば、それをカンタンに手放してしまうだろう。

 

「法定通貨はもうオワコンだ!」とか言ってたはずなのに・・・

 

ラーメン屋はカンタンに自分のお店を売却したりなんかしない。

『商売道具』『メシをのタネ』をちょっと景気が悪くなってきたからと言って平気で売り飛ばしたりなんかしない。

 

自称・投資家たちは、投資が好きなのではない。

安全』が好きなのだ。

 

だから自分の安全が脅かされそうになったら、我先に金融商品を売りに急ぐのだ。

かつて、あんなにその金融商品やコインのことを熱く語っていたのに・・・

 

おそらく彼らは「金融資産」「不安の解消」を天秤にかけたとき、不安の解消の方を優先させるだろう。

 

やっぱり将来の不安をかき消してくれるものは、預金通帳に印刷された数字なのだ。

そっちの方が金融資産よりも大事だというわけだ。

 

元はと言えば「将来のために」はじめたはずの投資だったが、「投資では将来不安は解消できなかった・・・」のだ。

 

彼らは投資家ではない。

商売人ではない。

事業家ではない。

経営者ではない。

 

だから彼らは基本的には「投資や資産運用でメシを食っていこう!」とは思ってない。

国民政策公庫から借金をし、死に物狂いでラーメン屋を開店した主人とはまるっきり違う人種なのだ。

 

結局のところ、すべては市場の動き次第だったというわけだ。

市場が好調の時だけプラスになり、市場が悪くなったらマイナスになるということだ・・・

 

僕はそれではいけないと思っている。

真の意味での投資家は「いい時も悪い時も、ある一定のパフォーマンを稼ぎ出せるようにならなければいけない」と思っている。

 

世界的な大恐慌が起きようが、ハイパー・インフレが起きようが、バブル崩壊が起きようが、リーマン・ショックのようなことが起きようが、どんなことが起きても平気でいられるようにしておかなければならないと思っている。

 

そういう投資先は確実に存在している。

「そんな投資先はない!」と言ってる人は、そう思い込んでいるだけのことだ。

 

たとえば、僕の知ってる大家さんは、『アパート経営一筋50年』という大ベテランだ。

それこそローリング・ストーンズの活動期間よりも長い。

 

その50年の長きに渡り、日本経済には実にいろんなことがあった。

でもその爺さんは、そこをサヴァイヴしてきたのだ。

 

そして、さらに強固な帝国を築き上げ、事業を優秀な息子にバトンタッチした。

 

「無理だ」「そんなことできっこない」「そんなことは不可能だ」「そのような投資先は絶対にない」と言ってる人は、勝手に「そうだ!」「そうに決まってる!」と思い込んでいるだけなのだ。

 

そう思い込んで、あらゆる可能性に蓋をしてしまっているだけなのだ・・・

 

 

 

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