オススメ本・斎藤博久著『アレルギーはなぜ起こるか ヒトを傷つける過剰な免疫反応のしくみ』について

2019年2月13日

  • 著者  斎藤博久
  • 出版社  講談社
  • 分類  実用書
  • 出版日  2008/1/22

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『アレルギーはなぜ起こるか』とはどういう本なのか?

僕もアレルギー体質なのだが、この本は専門家が「アレルギーとはどういうものなのか?」「なぜヒトはアレルギーになってしまうのか?」というようなアレルギー患者がまさに知りたい!と思ってることが書かれている本田。

アレルギーとは体の中の免疫反応のことで、そのシステムが誤作動を起こしたことで起こると言われている。

 

花粉症も、喘息も、アトピーも、食物アレルギーもみんなこの誤作動が原因なのだ。

そのアレルギーとうまくつきあうにはどうしたらいいか?ということに迫っている。

 

著者の紹介

 

斎藤博久

国立成育医療センター研究所・免疫アレルギー研究部部長。

1952年生まれ。

1977年東京慈恵会医科大学卒。

国立相模原病院小児科医長を経て、1996年より現職。

2003年より東京慈恵会医科大学小児科客員教授を兼任。

米国アレルギー学会評議員、日本アレルギー学会雑誌編集委員長、日本小児アレルギー学会理事などもつとめる。

 

 

一度獲得したアレルギー体質を変えるのは困難ですが、アレルギー疾患はアレルギー体質に皮膚や気道などのバリアー機能の低下が加わって発症するので、バリアーを修復すればよいのです。

軽いアレルギー症状が出ても炎症を抑える治療や日常生活の工夫を続けるということでバリアーを修復することはできます。

アレルギー疾患で起こるアレルギー反応とは免疫反応の一部です。

私の体の中の免疫システムは寄生虫、細菌、ウイルスなどの敵から私たちの体をまもるため長い時間をかけて進化してきました。

最近の研究成果から考えると、抗生物質の発達や衛生環境の整備によりこれらの微生物の脅威が減少したため、免疫のバランスが少々崩れアレルギー体質の人が増加したと解釈することができます。

 

冒頭に書かれているこの文章を読んで少しホッとした。

アレルギー症状というのは決して悪いものではなく、免疫機能が正常に働いているということを確認できることなのだ。

 

ただ、なぜこんなにアレルギー体質の人が増えてしまったのか?

それはやはり都市化が進み、医療が発達したことによって引き起こされたということなのかもしれない。

 

もしかしたら僕たちのこの高度に進んだ文明というのは、自然界のリズムをおかしくしているのかもしれない。

アレルギーのことだけじゃなく、カリフォルニアで起きた大規模な森林火災や、ここのところの台風による被害と、アレルギー患者の増加はつながっている話なのかもしれないと思った。

 

アレルギー性喘息の患者が家の中で喘息発作をおこした場合、家の外に出るだけで発作が楽になる場合が多いです。

家の中のだにアレルゲンやペットの唾液の乾燥した粉末が喘息発作の誘因になっているのです。

過ごしやすい初秋の夜のような季節であれば、家の窓を全開にするのもよいでしょう。

アレルギー性喘息の発作は冬に少なくなり、秋に発作をおこした場合はほとんどダニアレルゲンによるアレルギー炎症とライノウイルスの感染が原因と断定することができます。

空気中に浮かんでいるほこり中のダニの死骸の量と喘息発作の回数は9〜10月に大きなピークがあり、よく相関しています。

6〜8月に繁殖したダニは9〜10月に死んで、部屋の中に漂うことになるためでしょう。

 

まさに僕を襲った突然の喘息の発作も10月の中旬に起こった。

うちは猫を勝っていて、アレルギー検査をしたら猫アレルギーとダストアレルギーの両方に反応があった。

 

夏のあいだに繁殖したダニも影響しているのだろう。

11月に入り、10月のような発作は起きなくなった。

 

たまに激しい咳に襲われることもあるが、10月のときのような発作は起きなくなった。

もしも次に発作に襲われたら一刻も早く窓を全開にするか、外に飛び出そうと思っている。

 

何と言っても、発作を引き起こすアレルゲンは家の中の空気中に漂っているのだ。

それを吸い込むから喘息の発作が起きるのだ。

 

冷暖房設備の完備や気密性の高い住宅の増加によりヒョウダニという種類の小さなダニが年々増加しており、喘息の増加率ともよく一致します。

さらに比較的大気汚染の少ない、沖縄県あるいは東南アジアの国々でも、室内中のダニの量および喘息にかかっている人の割合は増えています。

人にとって快適な冷暖房設備の環境はダニにとっても快適なのです。

また、上に兄が二人以上いる人ではアレルギー疾患の発症頻度が一人っ子や長男、長女と比較して2倍も低いという調査結果もあります。

上に兄がいると下の子どもはなぜのウイルスなどをもらうことが多いことはよく知られています。

つまり幼児期、小児期に細菌やウイルスに感染する回数が多いほどアレルギー疾患の頻度が低いということが確認されたのでう。

 

これもまたなかなか興味深い文章だと思う。

都市化・近代化が進んだだけでなく、少子化により兄弟の数が低下したことにより、アレルギー体質になる人の増加に影響しているというのである。

 

言われてみれば、僕も一人っ子だ。

まわりにいるアレルギー疾患のある人も一人っ子ないしは、2人兄弟(しかも圧倒的に長男・長女が多い)だ。

 

やはり、昔みたいに6人も7人も兄弟に囲まれ、風邪の菌を移したり移されたりしていた方が人間のカラダは強くなるということなのだろうか・・・?

 

ぜひみなさんも読んでみてください!

 

 

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